古本とカフェと雨と。
土曜日はサンフランからベイブリッジを渡った先にある街、バークレーへ。
家からだと遠いけど、SFからは車で20分位なので日帰り可能!
こじんまりとして、都会の刺激溢れるサンフランに比べるとだいぶゆるやかな雰囲気。
この日はアースデイだったのもあって、ファーマーズマーケットもひときわ賑やかでした。
サンフランにいくつか店舗のある、blue bottle coffeも出店。
コーヒーはあまり詳しくないけど、ここのはしっかりと苦みとこくが感じられて好き。
大学のキャンパス近くに車を止めて、
メインストリートの一つ4th St.目指して
ガイドブック片手に歩きだしたものの、、
歩けども歩けども一向に距離が縮まらず。
地図で見たら近そうに見えたのに、完全に尺度の読みを間違ったみたい。
何もない大通りをひたすら歩いていると、
何やら聞き覚えのある看板が。古書店でした。
以前、松浦弥太郎さんの本の中でこのお店の名前を見たことがあって。
ドキドキしながら重い扉を開けてみると、
天井までぎっしりと本の詰まった本棚と、そこに立てかけられた長い梯子、
そしてたくさんの本たちに埋もれながら静かにページをめくる老紳士。
そこだけ時間の止まったようなしんとした空気が漂っていて
思わず息を飲みました。
とても、私のような素人が入り込めるような空間ではなかったので
そそくさと店をあとに。でも、偶然通りがかれて良かったな。
映画のセットのような光景がずっと頭に焼きついていました。
あとから知ったのだけど、バークレーは古書の街でもあるそう。
その後も何軒も雰囲気のある古本屋さんを目にしました。
***
さて、歩き続けること30分以上(車で来たのに帰りはタクシーに乗ることに。。)
ようやくお目当てのカフェに到着。
ベイエリアでは最も有名なパン屋さんのひとつ、Acme Bread本店。
の、隣にあるCafe Fannyへ。
バークレーといえばシェ・パニースが有名だけど、ここのカフェも
そこのオーナー、アリス・ウォータース氏がプロデュースしてるそう。
ランチで頼んだクロックムッシュはそこまで印象に残らなかったけど、
ショーケースを見てつい頼んでしまったデザートが絶品でした。
火を通した甘酸っぱいリンゴと苺に、カリカリのクランブルと、生クリーム。
シンプルなだけに素材の味が際立って、すごーく美味しかった。
他にも気になるメニューがあったので、再訪したいな。
お兄さんのさわやかな接客と、さりげない花あしらいが好印象。
***
4th Streetに向かう途中にも素敵なお宅がちらほら。
扉の奥にはどんな人が住んでいるのかな。
ようやくたどりついた4th St.は、ベイエリア最大のスクラップブック専門店や
キッチン用品のCrate&Barrelのアウトレットなど、気になるお店がいくつもあって。
ウィンドーショッピングしながら歩くにはとっても楽しい通り。
帰り際、雨に降られて再びカフェで小休憩。
しっとり濡れた街並みも含め、バークレー、とても印象に残る場所でした。
次回はシェパニースへ!と心に誓って帰路へ。
by cafe_machilda
| 2011-04-29 15:42
| travel